一級建築士|環境設備|音響

一級建築士|環境設備|音響 問題

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1-2-23011 スティーブンスのべき法則は,感覚量が刺激強度のべき乗に比例することを示しており,音環境ではラウドネスの評価に用いられる.
1-2-23012 マスキング効果は,同種の刺激の存在により対象刺激を知覚できる最小値が上昇する現象をいい,臭覚に関する利用例として,香水やトイレの芳香剤があげられる.
1-2-23081 多孔質材料を剛壁に取り付ける場合,一般に,多孔質材料と剛壁面との間の空気層の厚さを増すと,低音域の吸音率が大きくなる.
1-2-23082 吸音率は,「壁へ入射する音のエネルギー」に対する「壁内部に吸収される音のエネルギー」の割合である.
1-2-23083 透過率は,「壁へ入射する音のエネルギー」に対する「壁の反対側へ透過する音のエネルギー」の割合であり,透過損失は,透過率の逆数を「dB」で表示した値である.
1-2-23084 壁の厚さが音の波長に比べて十分に薄く,壁が一体となってピストン運動することを仮定すると,垂直入射条件の透過損失は,壁の面密度と入射音の周波数の積によって決まる.
1-2-23102 大規模な音楽ホールの室内音響計画において,エコー等の音響障害を避けるために,客席後部の壁や天井は,吸音性や拡散性に配慮した仕上げとする.
1-2-24011 騒音レベルは,A特性で感覚補正された量であり,低音域が優勢な騒音に対して,その値は,音圧レベルの値よりも低い値を示す.
1-2-24012 振動レベルは,振動感覚補正を行って評価した振動加速度レベルである.
1-2-24071 施工性に優れるボード直張り工法(コンクリートにせっこうボードを接着剤で点付けする方法)は,せっこうボードを張り付けることによって壁体全体の面密度が高くなるにもかかわらず,一般に,遮音等級Dによる評価は低下する.
1-2-24072 複層ガラス(厚さ3mmのガラス2枚と乾燥空気を封入した6mmの中空層とからなる)は,その面密度の合計と同じ面密度をもつ単板ガラス(厚さ6mm)に比べて,断熱性能に優れるだけでなく,500Hz付近の中音域の遮音性能においても優れる.
1-2-24073 孔あき板は,共鳴器型のメカニズムで吸音するので,音楽室等において吸音面として使用する場合,特定の周波数の吸音過多に注意する必要がある.
1-2-24074 多孔質吸音材料を,より広帯域にわたる吸音を目的として使用する場合,吸音材の背後に空気層を設けることが効果的である.
1-2-24081 同種で同じ音圧レベルの音源の数が,ほぼ同じ位置において四つになると,音源が一つの場合に比べて,音圧レベルの値は約6dB増加する.
1-2-24082 拡散性が高い室において,室の平均吸音率が2倍になると,室内平均音圧レベルの値は約3dB減少する.
1-2-24083 様々な無数の音源が広範囲に点在する都市を面音源として捉えると,都市に建つ高層マンションの上階において,音の距離減衰による騒音レベルの低下は,あまり期待できない.
1-2-24084 自由音場において,無指向性点音源とみなせる騒音源から50m離れた位置における騒音レベルの値が73dBの場合,100m離れた位置における騒音レベルの値は約70dBになる.
1-2-25012 音響エネルギー密度レベルは,音のもつ単位体積当たりの力学的エネルギー量を,デシベル表示したものである.
1-2-25082 屋外において,遠方の音源から伝搬する音の強さは,空気の音響吸収によって低音域ほど減衰する.
1-2-25083 環境基本法に基づく騒音に係る環境基準において,「道路に面する地域」以外の地域における夜間の基準値は,昼間の基準値に比べて10dB低い値とされている.
1-2-25084 聴覚のマスキングは,目的音(マスクされる音)の周波数に対して妨害音(マスクする音)の周波数が低い場合に生じやすい.
1-2-25091 質量則において,単層壁の厚さが2倍になると,透過損失の値は約3dB増加する.
1-2-25092 多孔質吸音材料では,その表面を通気性の低い材料によって被覆すると,高音域の吸音率が低下する.
1-2-25093 厚さ6mmの単板ガラスは,厚さ3mmの単板ガラスに比べて全周波数帯域にわたって遮音性能が高いとは限らない.
1-2-25094 軽量床衝撃源に対する床衝撃音の遮断性能は,カーペット等の柔らかい床仕上げ材を用いることにより向上する.