一級建築士試験の合格のコツ・勉強法
一級建築士試験の合格のコツについて
友人,知人,職場関係などのツテを使い,一人でも多くの合格者に合格のコツについてヒアリングを行ってから勉強を開始しましょう.
一次試験の学科試験,二次試験の製図試験と1年間を費やす,長丁場の受験となるため,やみくもに勉強していては非効率です.
また,本試験直前の模試等では,合格確実とになされている5年以上のベテラン受験生が不合格となり,
右も左も分からないような初受験生が一発合格してしまうケースも増えています.
理由は,勉強すればするほど,本番での本試験問題や本試験課題を必要以上に難しく考えてしまうためです.
合格者達は,自分の実力を発揮することだけに集中し,割り切って解答しています.それを,身の回りの合格者たちにヒアリングしてみてください.
学科試験の勉強法
学科試験は,過去問さえ勉強すれば,独学でも十分に合格できてしまいます.
ただし,過去10年分程度では,あと一歩で不合格となってしまいますので,最低,過去20年分を勉強されることをお薦めします.
重複する問題も多いですし,20年分の過去問を解くことで,出題者の狙いや,出題のされ方も見えてきます.
ちなみに,資格学校の通学生は,それ以上の問題を解かされます.また,新問題対策は捨ててください.
過去20年分の過去問を解いておけば,確実に合格点を取得できますので,過去問を解くことに集中しましょう.
それが,学科合格のコツです.
製図試験の勉強法
理想系を求めすぎず,必要最低限のプランを作成し,その分,十分な見直し時間を確保することが製図合格のコツです.
そのため,過去の本試験課題について,必要最低限の合格図面レベルは,どの程度なのかを必ず,抑えておきましょう.
必要最低限の合格図面レベルは,毎年,建築技術教育普及センターより発表されている標準解答例となります.
さらに,可能であれば,過去の合格者達の合格図面を入手しましょう.
特に,計画の要点については,標準解答例として公開されていませんので,過去の合格者達の再原図を参考にしましょう.
理想系の合格図面もありますが,ほとんどの合格図面,「あー,こんな程度で合格できていたのか!」というレベルです.
その現状を知った上で,本試験に挑まれることをお薦めします.
それが,製図試験合格のコツです.