問題番号:1-2-23011(一級建築士|環境設備|音響)
質問
スティーブンスのべき法則は,感覚量が刺激強度のべき乗に比例することを示しており,音環境ではラウドネスの評価に用いられる.
解説
答え:○
スティーヴンスのべき法則は,物理的刺激の実際の大きさと,それを知覚する際の強さの関係を表す法則として提案されたものである.感覚的な大きさφ、刺激の物理量Sに対して φ=KSa が成り立つ.Kは定数,aは感覚の種類によって異なる定数であり,例えば音の大きさ(ラウドネス)と音の強さの関係では a=0.3をとる.この場合,音の強さが10dB増加すると感覚上の音の大きさは約2倍に相当する.尚,グラフにする場合,横軸に刺激の強さの対数(log)を取り,縦軸に感覚の大きさの対数(log)を取りプロットすると,感覚の種
スティーヴンスのべき法則は,物理的刺激の実際の大きさと,それを知覚する際の強さの関係を表す法則として提案されたものである.感覚的な大きさφ、刺激の物理量Sに対して φ=KSa が成り立つ.Kは定数,aは感覚の種類によって異なる定数であり,例えば音の大きさ(ラウドネス)と音の強さの関係では a=0.3をとる.この場合,音の強さが10dB増加すると感覚上の音の大きさは約2倍に相当する.尚,グラフにする場合,横軸に刺激の強さの対数(log)を取り,縦軸に感覚の大きさの対数(log)を取りプロットすると,感覚の種