問題番号:1-5-25073(一級建築士|施工|地業工事)

質問

場所打ちコンクリート杭工事において,コンクリートの打込みに際し,杭頭部に余盛りを行い,コンクリートが硬化した後,余盛り部分を斫り取った.

解説

答え:○
建築工事監理指針 水中または泥水中でコンクリートを打ち込んだ場合には,打ち込まれたコンクリートの上面は,レイタンス及び泥水やスライムなどに接触しているためにセメント分の流失や土粒子の混入などにより強度の低いものとなりやすい.よって,この分を見込んで余分にコンクリートを打ち込む余盛がが必要となる.コンクリート打設後,余盛部分や不良コンクリート部分をはつり取り,健全なコンクリートを露出させ,所定の定着長さを確保して鉄筋を切断する.杭頭の処理は,コンクリート打設後14日を経過してから行う.よって正しい.(この問