問題番号:1-5-25064(一級建築士|施工|土工事・山留工事)

質問

粘性土の地盤における鋼矢板による山留めの撤去において,鋼矢板の抜き跡については,周辺への影響を考慮して,その地盤の粘性土により埋め戻した.

解説

答え:×
JASS4 山留め壁材の引抜く際に,土砂が鋼材に付着する.粘性のある地盤ではこの量が多く,引抜き後に地中に空洞が生じる場合がある.特に鋼矢板の場合には,これが連続するので周辺地盤の沈下の原因ともなる.撤去跡の孔の埋め戻しは,一つ一つていねいに行う.埋め戻しは,粘性分の少ない川砂を用いて水と突き棒で十分に締め固める.よって誤り.(この問題は,コード「18085,21061」の類似問題です.)