問題番号:1-5-24173(一級建築士|施工|左官工事)

質問

コンクリート下地へのセメントモルタル塗りにおいて,モルタルのドライアウトによる付着力の低下を防ぐために,下地に吸水調整材を3回以上塗り付けることにより,厚い膜を形成した.

解説

答え:×
建築工事監理指針  吸水調整材とは,モルタル下地にとなるコンクリート面等に直接塗布することで下地とモルタルとの間に非常に薄い膜を形成して,モルタル中の水分が下地に吸収されることによる付着力の低下を防ぐものである.吸水調整材を塗りすぎると,膜が厚くなるので,塗りつけたモルタルがずれやすくなりモルタルの付着力を低下させるおそれがある.よって誤り.(この問題は,コード「17161」の類似問題です.)