問題番号:1-5-23191(一級建築士|施工|外装・塗装工事)

質問

コンクリート壁面の仕上げ塗装工事において,素地ごしらえについては,コンクリート壁面の含水率が10%以下の状態で行った.

解説

答え:○
建築工事監理指針 素地の含水量が多いところに塗った塗膜は,蒸発する水分を密閉したことになるので,塗膜が被塗面に付着しない,塗膜と被塗面との間に水が介在し,一部塗膜が水に押し上げられてふくれが生じるなどの問題が生じやすい.また,アルカリ性の強い場合は,塗膜自体が侵されて,塗膜中の顔料が変退色する,塗膜がはく離するなどの欠陥が生じやすい.よって,コンクリート面やモルタル面の含水率は高周波表面水分計で測定して10%以下,pH(水素イオン濃度)は9以下とするのが良い.よって正しい.(この問題は,収録過去問題に類似