問題番号:1-5-23173(一級建築士|施工|ガラス工事)

質問

サッシにはめ込まれた板ガラスの熱割れを防止するために,フロート板ガラスに比べて日射吸収率の高い熱線吸収板ガラスを用いた.

解説

答え:×
JASS17 熱割れとは,太陽の輻射熱に作用され,熱を受ける部分と受けない部分(はめ込み溝内)の膨張差で生じるストレスのためにガラスが破損する現象のことである.日射吸収率が高い板ガラスほど熱割れを生じやすい.一般的には厚さ8mm以上の熱線吸収板ガラス,熱線吸収熱線反射板ガラス,高遮蔽性能熱線反射ガラスなどのガラスは日射吸収率が高いので採用にあたっては熱割れ計算などの検討が必要となる.よって誤り.(この問題は,コード「14174」の類似問題です.)