問題番号:1-5-23062(一級建築士|施工|土工事・山留工事)

質問

軟弱地盤の堀削において,堀削位置の外周に余裕があったので,山留め壁の周囲地盤のすき取りを行い,ヒービングを防止した.

解説

答え:○
JASS3 N値がほとんどゼロを示すような沖積粘土が厚く堆積してるような軟弱地盤における掘削工事では,掘削場内外の地盤の重量差により,山留め壁背面地盤が陥没し掘削場内へ廻り込む現象(ヒービング)が生じる場合がある.対策として,掘削位置の外周に余裕がある場合には,周辺地盤のすき取りを行い,ヒービングの原因となる山留め壁背面土の荷重を減らし,すべり面に働く破壊モーメントを減少させる方法がある.よって正しい.(この問題は,コード「18075」の類似問題です.)