問題番号:1-4-25191(一級建築士|構造|鉄骨構造)

質問

梁の弱軸まわりの細長比が200で,梁の全長にわたって均等間隔で横補剛を設ける場合,梁の鋼種がSN400BよりSN490Bのほうが横補剛の必要箇所は少なくなる.

解説

答え:×
横補剛は,梁が十分な塑性変形するまで横座屈しないように設けるものであり,強度の高い鋼材ほど高い応力でも横座屈を防ぐ必要があるので,横補剛間隔を短くする必要がある.はり全長にわたって均等間隔で横補剛を設ける場合は,はりの弱軸まわりの細長比λが次式を満足するように必要な数の横補剛材を設ける.λ≦170+20n(SN400B),λ≦130+20n(SN490B)よって,横補剛の必要箇所数はSN490B材の方が多くなる.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「18161,22154」の類似問題です.)