問題番号:1-4-25171(一級建築士|構造|鉄骨構造)
質問
クレーン走行桁など振動・衝撃又は繰返し応力を受ける部材の接合部には,高力ボルト以外のボルトを使用してはならない.
解説
答え:○
高力ボルト摩擦接合では,すべり耐力以下の繰返し応力であれば材間の摩擦力で応力を伝達する機構から考えてボルト張力の低下,摩擦面の状態の変化を考慮する必要はなく,すべり耐力も低減させる必要はない.したがって,接合部の疲労設計としては高力ボルトそのものに対する繰返し応力の影響は考えず,母材に関する疲労設計のみを行えばよい.なお,普通ボルトの場合,繰返し応力を受けるときは使用してはならない.鋼構造接合部設計指針(この問題は,コード「05174,08161,10174,14175,17152」の類似問題です.)
高力ボルト摩擦接合では,すべり耐力以下の繰返し応力であれば材間の摩擦力で応力を伝達する機構から考えてボルト張力の低下,摩擦面の状態の変化を考慮する必要はなく,すべり耐力も低減させる必要はない.したがって,接合部の疲労設計としては高力ボルトそのものに対する繰返し応力の影響は考えず,母材に関する疲労設計のみを行えばよい.なお,普通ボルトの場合,繰返し応力を受けるときは使用してはならない.鋼構造接合部設計指針(この問題は,コード「05174,08161,10174,14175,17152」の類似問題です.)