既存鉄筋コンクリート造建築物の第一次診断において，構造耐震指標Isが0.5であったので，建築物は安全と判定した．

答え：×
構造耐震指標（Is）は，建物の各階の梁間及び桁行方向それぞれについて，Is=Eo・SD・Tより求められ，Iso=Es・Z・G・U以上であれば，安全（想定する地震動に対して所要の耐震性を確保している）と判定できる． ここで，Eoは「保有性能基本指標」，Sdは「形状指標」，Tは「経年指標」，Esは「耐震判定基本指数」，Zは「地域指標」，Gは「地盤指標」，Uは「用途指数」である． なお，第一次診断用のEsは0.8，第二次・第三次診断用のEsは0.6であるので，Z（≧0.7），G（≧1.0），U（≧1.0）の最小