問題番号:1-4-24213(一級建築士|構造|地盤・土質)

質問

沖積層は,最後の氷河期から現在までに堆積した地盤であり,一般に,洪積層と比べて軟弱な地盤が多い.

解説

答え:○
沖積層とは,最終氷期の終った時(1万5千年前)から現在までにできた地層のことである.一般に軟弱な地盤が多い.氷期には海面が下がり河川が深く谷をけずりこみ,その後の海水面上昇の時に地層がたまるために,この1万5千年を境に,地層の様子が大きく変っている.一方,完新世(沖積世)は,1万年よりも新しい時代のことである.よって,厳密には,沖積世にできた地層と,いわゆる沖積層とは一致していない.建築基礎設計のための地盤調査計画指針(この問題は,コード「19091」の類似問題です.)