問題番号:1-4-24204(一級建築士|構造|鉄骨鉄筋コンクリート構造)

質問

コンクリート充填鋼管(CFT)構造の柱においては,外周の鋼材によるコンファインド効果により,一定の要件を満足すれば,充填コンクリートの圧縮強度を,通常の鉄筋コンクリート造の場合よりも高く評価することができる.

解説

答え:○
コンクリート充填鋼管(CFT)の柱では,鋼管が充填コンクリートを拘束することでコンクリートの耐力が上昇(コンファインド効果)し,充填コンクリートが鋼管の局部座屈を抑制する.よって,実況に応じた強度試験により確認した上で,コンクリートの短期許容圧縮応力度を割増すことができる.ただし,座屈長さlkと断面せいDの比lk/Dが12をこえる場合は充填コンクリートの拘束効果は考慮しない.鉄骨鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説40条(この問題は,コード「17145,21264」の類似問題です.)