問題番号:1-4-24203(一級建築士|構造|構造計画)

質問

鉄筋コンクリート造の建築物において,他の層と比べて剛性が低い層は,大地震時におおきな変形が集中するおそれがあるので,当該層の柱には十分な強度や靭性を確保する必要がなる.

解説

答え:○
ピロティ部分を持つ建築物において,ピロティ柱が直上の耐力壁より先に壊れてしまう(崩壊メカニズムを形成する)と,ピロティ部分の階と直上の耐力壁のある階とも崩壊してしまう.よって,直上の耐力壁がピロティ柱より先に壊れる(崩壊メカニズムを形成する)ようにし,ピロティ階の構造部材は十分な強度と靭性を確保する.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「09202,10212,11204」の類似問題です.)