問題番号:1-4-24183(一級建築士|構造|鉄骨構造)

質問

耐震計算ルート2により構造計算を行う鉄骨造の建築物の設計において,純ラーメン構造の張り間方向の梁は,横座屈を抑制するために,全長にわたって均等間隔で横補剛を行った.

解説

答え:○
横補剛は,梁が十分な塑性変形するまで横座屈しないように設けるものであり,強度の高い鋼材ほど高い応力でも横座屈を防ぐ必要があるので,横補剛間隔を短くする必要がある.はり全長にわたって均等間隔で横補剛を設ける場合は,はりの弱軸まわりの細長比λが次式を満足するように必要な数の横補剛材を設ける.λ≦170+20n(SS400),λ≦130+20n(SM490)よって,横補剛の必要箇所数はSS400材の方が少ない.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「18161」の類似問題です.)