問題番号:1-4-24161(一級建築士|構造|鉄骨構造)

質問

多数回の繰返し応力を受ける梁フランジ継手の基準疲労強さは,高力ボルト摩擦接合部より完全溶込み(突合せ)溶接継手のほうが大きいので,梁フランジの継手を完全溶込み溶接とした.

解説

答え:×
1×104回を超える繰り返し応力を受ける部材や接合部については,疲労の検討を行う.その際に用いる高力ボルト摩擦接合部の基準疲労強さは,140N/mm2,完全溶込み(突合せ)溶接継手の基準疲労強さは100N/mm2である.つまり,高力ボルト摩擦接合部より完全溶込み(突合せ)溶接継手の方の基準疲労強さの方が小さい.鋼構造設計規準7章(この問題は,収録過去問題に類似しない新出問題です.)