問題番号:1-4-24112(一級建築士|構造|鉄筋コンクリート構造)

質問

梁の地震時応力は材端部で大きくなるので,貫通孔を設ける場合,一般に,材端より材中央に設けるほうが,梁の靭性の低下は少ない.

解説

答え:○
梁に貫通孔をあける場合は,孔の周囲に応力集中が生じるので,これに対して補強をする必要がある.大きなせん断を受ける梁の部分に孔があるときは,孔の周囲の応力集中は大きく,せん断強さも低下するので,なるべくせん断力の小さい部分にあける必要がある,貫通孔を設ける場合,一般に,材端より材中央に設けるほうが,梁の靭性及びせん断強さの低下は少ない.(この問題は,収録過去問題に類似しない新出問題です.)