問題番号:1-4-23241(一級建築士|構造|構造計画)

質問

鉄筋コンクリート造の建築物における垂れ壁や腰壁の付いた柱は,垂れ壁や腰壁の付かない同一構面内の柱と比べて,靭性が高いと判断した.

解説

答え:×
垂れ壁や腰壁の付いた鉄筋コンクリート構造の短柱は,長柱に比べて剛性が大きくなり,曲げ破壊よりもせん断破壊が先行し,耐力は大きいものの脆性的な破壊を生じやすくなる.その対策として,柱際に完全スリット等を設けて垂れ壁や腰壁との縁を切り,短柱とならないようにする方法もある.建築物の構造関係技術基準解説書 付録1-3.1,3.4(この問題は,コード「11202」の類似問題です.)