問題番号:1-4-23224(一級建築士|構造|基礎構造)
質問
一様地盤中にある杭及び地盤を弾性と仮定した杭頭固定の杭において,地盤,杭工法及び杭頭に作用する水平力が同じ場合,杭径が小さいほど,杭に発生する曲げモーメントは大きくなる.
解説
答え:×
同一工法の杭頭固定の杭基礎において,杭に発生する曲げモーメントは,杭頭に生じる曲げモーメント及び地中部に生じる曲げモーメントは,杭頭に作用する水平力に比例し,次式によって計算されるβに反比例する. β=[κh・B/(4EI)]1/4.ここで,κhは水平地盤反力係数,Bは杭径,Eはヤング係数,Iは断面二次モーメントである. 杭径Bが小さくなると,Bの小さくなる割合より断面二次モーメントIの小さくなる割合の方がおおきくなるので,βの値は大きくなる.よって,杭頭に作用する水平力Hが同じ場合,杭頭及び地中部に生じ
同一工法の杭頭固定の杭基礎において,杭に発生する曲げモーメントは,杭頭に生じる曲げモーメント及び地中部に生じる曲げモーメントは,杭頭に作用する水平力に比例し,次式によって計算されるβに反比例する. β=[κh・B/(4EI)]1/4.ここで,κhは水平地盤反力係数,Bは杭径,Eはヤング係数,Iは断面二次モーメントである. 杭径Bが小さくなると,Bの小さくなる割合より断面二次モーメントIの小さくなる割合の方がおおきくなるので,βの値は大きくなる.よって,杭頭に作用する水平力Hが同じ場合,杭頭及び地中部に生じ