問題番号:1-4-23212(一級建築士|構造|基礎構造)

質問

圧密沈下のおそれのある軟弱地盤において,軟弱地盤中の摩擦杭と地盤の相対変位が生じない場合には,負の摩擦力を考慮しなくてもよい.

解説

答え:○
負の摩擦力は,杭と地盤の沈下変位の差によって生じる.よって,負の摩擦力は摩擦杭にも生じるが,荷重の増加によって,杭も沈下しようとするため,負の摩擦力による杭体応力の発生は非常に小さくなる.結果として,摩擦杭と地盤の相対変位が生じない場合は,負の摩擦力を考慮しなくてもよい.建築基礎構造設計指針 6章6.5(この問題は,コード「21213」の類似問題です.)