問題番号:1-4-23194(一級建築士|構造|鉄骨鉄筋コンクリート構造)

質問

鉄骨鉄筋コンクリート構造の架構応力の計算に当たって,鋼材の影響が小さかったので,コンクリートの全断面について,コンクリートのヤング係数を用いて部材剛性を評価した.

解説

答え:○
応力計算によって求まる応力分布に影響するのは剛性の絶対値ではなく,剛比,すなわち剛性の比率であるので,各部材に使用される鋼材の比率がほぼ均等であれば,応力計算用の剛比には鋼材の影響を無視しても差し支えない.したがって,架構応力の計算に当たって,鋼材の影響が小さい場合,全断面についてコンクリートのヤング係数を用いて部材剛性を評価することができる.鉄骨鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説(この問題は,コード「20152」の類似問題です.)