問題番号:1-4-23184(一級建築士|構造|鉄骨構造)

質問

板厚6mm以上のプレス成形角形鋼管(BCP材)の通しダイアフラム形式の柱材を用いた建築物の「耐震計算ルート3」において,BCP柱材に対し,局部崩壊メカニズムとなったので,柱の耐力を低減して算定した保有水平耐力についても必要保有水平耐力以上であることを確認した.

解説

答え:○
プレス成形角形鋼管(BCP)は,冷間成形により加工した角形鋼管である.「耐震計算ルート3」において,特別な調査,研究によらない場合,冷間成形角形鋼管(厚さ6mm以上のものに限る)を用いる場合は,全体崩壊メカニズムか局部崩壊メカニズムかを判定し,局部崩壊メカニズムの場合には,柱の耐力の和が小さいと判定された床位置の柱,1階の柱脚及び最上階の柱頭の柱の耐力を,柱梁接合形式及び鋼管の種類に応じて低減して塑性ヒンジの耐力として保有水平耐力を算定し,必要保有水平耐力以上であることを確認する.国告(H19)第594号