問題番号:1-4-23134(一級建築士|構造|鉄筋コンクリート構造)

質問

鉄筋コンクリート構造の独立柱のせん断補強筋の端部を相互に溶接する代わりに,端部に90度フックを設けた.

解説

答え:×
柱のせん断補強筋(帯筋)はせん断耐力を確保する他,主筋内部のコンクリートを拘束する役割もある.柱のせん断補強筋は引張鉄筋および圧縮鉄筋を包絡し,主筋内部のコンクリートを十分に拘束するように配置し,その末端部(フック部)は135度以上に折り曲げ,余長は6d以上定着するか,または相互に溶接することとする.よって90度フックでは誤り.鉄筋コンクリート構造設計規準・同解説15条2(3)(この問題は,コード「11134」の類似問題です.)