問題番号:1-3-24294(一級建築士|法規|構造)

質問

平成23年3月に発生した東日本大震災において,「長周期地震動」が各地で観測されたが,建築基準法により,平成19年6月以降に着工した高さ40mを超える鉄筋コンクリート造の建築物については,周期5秒を超える地震波に対する震動解析が義務づけられている.

解説

答え:×
平成19年6月20日施行の改正建築基準法では,所定の規模・構造の建築物について「構造計算適合性判定」を義務づけるなど,建築確認の厳格化が行われたが,長周期地震動に対する震動解析の義務づけ等は行われていない.また「法20条第一号」に該当する超高層建築物の大臣認定で要求される構造計算(平成12年告示1461号)においても,当該震動解析は規定されていないため,建築基準法による義務づけはない.よって問題文は誤り.(この問題は,収録過去問題に類似しない新出問題です.)