問題番号:1-3-23064(一級建築士|法規|用語の定義)

質問

耐力壁である防火構造の外壁に必要とされる防火性能は,建築物の周囲及び屋内において発生する通常の火災による火熱が加えられた場合に,加熱開始後30分間構造耐力上支障のある変形,溶融,破壊その他の損傷を生じないものでなければならない.

解説

答え:×
「令108条」に「防火構造の防火性能」の解説が載っており,そこに「?.非損傷性」(一号),「?.遮熱性」(二号)の2つの性質別に必要な性能が順に規定されている.ここをわかりやすく解説すると,「?.非損傷性」とは「火災が起きた際,一定時間壊れないこと.」,「?.遮熱性」とは「火災が起きた際,一定時間熱が他の部分へ伝わらないこと.」をいう.問題文には,「建築物の周囲及び屋内において発生する通常の火災」とあるが,防火性能は,「屋内の火災」を対象としていない.(この問題は,コード「19022」の類似問題です.)