問題番号:1-2-25103(一級建築士|環境設備|色彩)

質問

物体の表面色の見え方は,見る方向によって異なることがある.

解説

答え:○
ある平面を光源から照らされた角度と逆方向の同じ角度に反射した光を正反射光といい,様々な方向へ拡散して反射する光を拡散光という. つやつやした表面(高光沢)は,正反射光が強く拡散光が弱くなり,ザラザラした表面(低光沢)は,正反射光が弱く,拡散光が強くなる.高光沢の物体を正反射光の方向から見ると,光源の色が強く見え,本来の表面色がわかりにくくなるため,通常,表面色を見るときは,正反射光がない角度から拡散反射光を見て,その色を判断する.よって,物体の表面色の見え方は,見る方向によって異なることがある.(この問題