問題番号:1-2-24202(一級建築士|環境設備|日照・日射)
質問
北緯35度付辺において,隣接建築物や常緑樹等の影に入らない場所に太陽熱温水器を設置する場合,真南からの方向の振れが±45度以内,かつ,傾斜角が対地角度0〜30度の範囲に設置すると,設置角度の影響による年間の集熱量の差は小さい.
解説
答え:○
太陽熱温水器の設置角は,集熱板が太陽光線に対して直角となるように設置することが望ましい.地域によって異なるが,一般的に夏場に集熱量を増やすには,水平面からの設置角度を10゜〜20゜(角度を小さく),冬場に集熱量を増やすには,40゜〜60゜(角度を大きく)とすると効率がよい.しかし,実際は,季節ごとに架台角度を調整しようとするとコストが高くつくため屋根の傾斜角度が15゜〜40゜の範囲であれば,そのままべた置きするのが一般的である.東京(北緯36゜)の場合,冬期における南中時の太陽高度は,30゜となり12月〜
太陽熱温水器の設置角は,集熱板が太陽光線に対して直角となるように設置することが望ましい.地域によって異なるが,一般的に夏場に集熱量を増やすには,水平面からの設置角度を10゜〜20゜(角度を小さく),冬場に集熱量を増やすには,40゜〜60゜(角度を大きく)とすると効率がよい.しかし,実際は,季節ごとに架台角度を調整しようとするとコストが高くつくため屋根の傾斜角度が15゜〜40゜の範囲であれば,そのままべた置きするのが一般的である.東京(北緯36゜)の場合,冬期における南中時の太陽高度は,30゜となり12月〜