問題番号:1-2-24172(一級建築士|環境設備|消防・消火設備)

質問

水噴霧消火設備は,噴霧水による冷却作用と噴霧水が火災に触れて発生する水蒸気による窒息作用等により,火災の抑制・消火をする固定式の消火設備である.

解説

答え:○
水噴霧設備は,水噴霧ヘッドにより水を微粒状にして噴射し,火災の消火・抑制・延焼防止をするものである.水滴が微粒のため熱を吸収しやすく,冷却効果に優れており,このとき発生する水蒸気による窒息効果もあるため駐車場の消火設備に適応する.また,油火災の場合,油の中に水の粒子が混入し油を乳化して不燃性のものにする乳化作用や水溶性液体の希釈作用があるため,指定可燃物の貯蔵所・取扱所の火災設備にも適応する.天井の高い空間に用いられるものではない.(この問題は,コード「16224」の類似問題です.)