問題番号:1-2-24111(一級建築士|環境設備|省エネルギー)

質問

氷蓄熱方式は,一般に,水蓄熱方式に比べて,蓄熱槽容量を小さくすることができる.

解説

答え:○
負荷が同じである場合,「顕熱変化による蓄熱」を利用する「水蓄熱方式」に比べ,「潜熱変化」を利用する「氷蓄熱方式」は蓄熱槽容量を小さくできる.顕熱変化の場合,1kgの水が1℃温度変化させる場合,1kcalの熱量が必要となるが,1kg・0℃の水が1kg・0℃の氷に状態変化する場合79.7kcalの熱量が必要になる.そのため,同じ槽容積である場合,氷蓄熱方式の方が,水蓄熱方式に比べ,より多くの熱量を蓄熱することができる.(この問題は,コード「14194」の類似問題です.)