問題番号:1-2-24054(一級建築士|環境設備|その他)

質問

室内の可燃物量が同じ場合,一般に,外気が流入する開口面積が大きいほど火盛り期の火災継続時間が長くなる.

解説

答え:×
初期火災では,可燃物の一部が燃焼し,酸素は十分供給される状況にある.燃焼量(同様に,煙層の降下の早さ・厚さ)は,燃料の種類と火源の面積によって決まるため「燃料支配型火災」という.盛期火災では,燃焼による発熱量は,可燃物の種類にはあまり関係がなく,開口部からの流入空気量によって決まり,流入空気と流出煙が釣り合うと,ほぼ一定の燃焼となり,火災継続時間が長くなる.これを「換気支配型火災」という.室内の可燃物量が同じ場合,開口部が大きいほど,一般に,酸素供給量が多くなり,可燃物が一気に燃焼するため,火盛り期の火災