問題番号:1-2-23111(一級建築士|環境設備|空調設備)

質問

全熱交換器の効果は,必要外気量の多い建築物ほど期待できる.

解説

答え:○
必要外気量が多いということは,空気の汚染度が高いということであり,大量の空気の交換が必要である.室温と外気の温度差が大きい状況で外気をそのまま導入した場合,それまで暖めて(冷やして)いた室温を下げて(上げて)しまうことは,省エネ上も良いとは言えない.「全熱交換器」は,室内空気と外気を混合せずに顕熱と潜熱を移す(熱交換する)ことができる装置で,夏期及び冬期の冷暖房(外気)負荷の軽減に有効であり,必要外気量の多い建築物ほど効果が期待できる.(この問題は,収録過去問題に類似しない新出問題です.)