問題番号:1-2-23103(一級建築士|環境設備|その他)

質問

高層建築物周辺の地上における強風被害は,低層から高層までの同一形状の平面をもつ建築物より,高層部と比較して大きな床面積の低層部をもつ建築物のほうが発生しにくい.

解説

答え:○
高層建築物では,上空の速い速度の風がその建物で遮られ,建物の周りを回り込むように分散され,一部は建物の下面に流れ込む.低層から高層までの同一形状の平面をもつ建築物では,下方向への風が速い速度を保ったまま地上に届くが,大きな床面積の低層部(基壇)をもつ建築物では,下方向への風がここで遮られるため,地上における強風被害は,発生しにくくなる.(この問題は,収録過去問題に類似しない新出問題です.)