問題番号:1-5-23033(一級建築士|施工|石工事)

質問

粗面仕上げの花崗岩の張り石工事において,石面にセメントによる汚れが付着したので,周辺の金物を養生したうえで,その石面に清水を注ぎかけた後に酸洗いをし,酸類が残らないように十分に水洗いを行った.

解説

答え:○
JASS9  粗面仕上げの場合,原則として,水・石けん水・合成洗剤等で洗う.ただし,塩酸類は石を痛めることがあるので原則として用いない.花崗岩にセメント,コールタール,すすなどの汚れが付着した場合は希釈した塩酸で洗う.この場合,酸が石材内に残留すると含有鉄分の酸化などが発生するので,事前にできるだけ含水させ,酸洗いの後も十分水洗いを行う.よって正しい.(この問題は,コード「17043」の類似問題です.)