問題番号:1-1-23021(一級建築士|建築計画|建築士)

質問

ヴォルムス大聖堂は,東西両端にアプスを対置させた二重内陣,三廊式のバシリカで,東西の内陣と交差部とに塔をもつドイツのバロック建築である.

解説

答え:×
ヴォルムス大聖堂(12世紀〜)は,東西両端にアプス(半円形の張り出した空間)を対置させた二重内陣,身廊の両側に側廊を設ける三廊式のバシリカで,アーチ型の装飾による壁面の文節,東西の内陣と交差部とに塔をもつドイツの盛期ロマネスク建築である.初期ロマネスク教会堂の標準形式は,壁面を石造,天井と屋根を木造とする平天井のバシリカであるが,盛期ロマネスクでは,天井は石造の交差ヴォールトで構成され,壁面の付柱から伸びる半円のアーチによって縁取られる.これによって身廊は明瞭に分節され,高窓も柱を相互に連結するアーチにな