問題番号:1-1-24032(一級建築士|建築計画|公共建築)

質問

ロンドン(イギリス)のテイト・モダンは,第二次世界大戦後の復興時に建設された火力発電所をモダンアートの美術館へ再生させたものである.

解説

答え:○
ロンドンのテイト・モダンは,火力発電所を美術館として転用するという大胆かつユニークなコンペによって選ばれたプロジェクトである.都市の生命維持装置として電力供給を担った発電所という20世紀的シンボルであったこの施設は,建築形態的にも中央にタワー(かつての煙突)の建つ左右シンメトリーなファサードを持つ.煉瓦造の巨大な量塊は,テムズ川を挟んでセントポール寺院と対を成す都市景観上のシンボリックな存在でもあった.その都市の文脈を壊さず美術館として再構築している.(この問題は,コード「19255」の類似問題です.)